主人公はごく普通の男子中学生、シュウ。謎の少女ララ・ルゥと出会い、追われている彼女を助けようとするが、ララ・ルゥと共に捕らえられ異世界(?)へ転移してしまう。そこは独裁者ハムドが治める国ヘリウッド。狂王ハムドは、ララ・ルゥの力があればその世界全てを手に入れる事が出来ると言う。囚われたララ・ルゥを助けるべく、シュウは奮闘するが…。

まりんとメラン」の次は「今、そこにいる僕」…分る方にはお分かりかと思うが、鬱アニメ繋がりです。「まりメラ」は鬱展開があってもそれを払拭する展開が重なり感動できたけど、「今僕」は…;見終わってすごく釈然としなかったですわ。
戦争をしている世界なので、殺戮・侵略・強奪…重いテーマが描かれています。各話のサブタイトルが全部不穏な感じだし。子供が見たらトラウマになりそう。まあそのテーマはいいとして、話のまとめ方が何ともスッキリしなかったです。
(以下ネタバレ反転)

これってどこのラ○ュタ?な掴みはまあ置いといて(笑)
主人公、何もしてないじゃん!
何か特別な力があるわけでもなく、現状を把握して改善の道を拓くわけでもなく。ハムドがララ・ルゥの力で偶然にも死んだけど、何も解決してないよねえ?子供の無力さを表現したかったのならこれでいいのかもしれないが。
シュウがララ・ルゥを助けなきゃと思う根拠付けもいまいち弱いし。サラも助けてあげてよ。
それに、あの世界についても詳しい説明は無いし。ララ・ルゥの存在についても詳細は分らぬまま。すんごく消化不良。もうちょっと説明欲しかったな。
ラスト、どうなるのかドキハラだったけど…。シスやナブカの最期のあたりはちょっとうるっとしたけど。
ハムドのキモさはちょっと癖になりました。今回のハムド様はどんな事をしてくださるのかしら?って(笑)